アシエンとFF12の異形者の関係考察

諸注意

  • FF12とFF14の双方ネタバレ注意です(FF14は5.5時点での考察となります)
  • 考察が間違っている可能性は大いにあります


アシエン

FF14の黒幕的存在として、旧の頃から現在にかけて、アシエン(天使い)が存在しています。
FF14内に於いてアシエンについて現在判明しているのは、以下の事項となります(ただし漆黒で語られた内容に偽りがあった場合は考慮しておりません)。
  • アシエンには上位の赤仮面と下位の黒仮面が存在。
  • 赤仮面のアシエンは古代文明の首脳と思われる十四人委員会の魂の持ち主14名で構成。
  • 赤仮面の内ラハブレア、エメトセルク、エリディブスはオリジナル(当時の古代人そのもの)。
  • 上記3名以外の赤仮面はオリジナルにより鏡像世界(原初世界含む?)から選定されて座に就けられた分断後のヒト(面倒ではあるが全く違う魂の持ち主でも就けられるとの事なので全員の元の魂が十四人委員会と同様かは不明)で、転生組とされる。
  • エリディブスはゾディアークの一部。
  • かつてゾディアークを召喚。
  • 十四人委員会の内、主人公の魂の元(アゼム)が離反しているので十四人委員会全員がゾディアーク召喚者ではない。
  • 世界を統合し元の世界に戻すのが主目的。
  • 基本的に不滅なるものとされ、魂(を構成するエーテル)を消滅させない限り復活可能。これは古代人の魂が永遠に近い寿命だった事に由来するかは不明。
  • 現在オリジナル(つまり古代人)は全滅。

アシエンの座

アシエンの名前として、

アシエン・◯◯◯◯

と出ていますが、この◯◯◯◯は個人名ではなく、十四人委員会に於ける座の名前とのことです。現実で言うところの、財務大臣、環境大臣、経済産業大臣と言ったところでしょう。
さて、この座の名前ですが、FF12に於いて神とされるオキューリアが、下界を統べる存在として闇の異形者なる存在を生み出します。その内の聖天使アルテマが堕天使アルテマと接触した事をきっかけに、闇の異形者がオキューリアに反乱を起こし、千年戦争が起こります。結果、オキューリアが勝利し、闇の異形者を"獣印"に封印し、その獣印を手にした者により魂を召喚された時にのみ、召喚者の下僕として現れる存在とします。従って、闇の異形者はFF12に於いては召喚獣として登場します。
さて、この闇の異形者ですが、対の存在として光の異形者が存在します。

闇の異形者と光の異形者とアシエン

闇の異形者と光の異形者の対関係は以下の通りとなります。

Ⅰ. 魔人ベリアス ⇄ 超越者アログリフ

→アシエン・アログリフ

Ⅱ. 輪廻王カオス ⇄ 懲悪の神官ミトロン

→アシエン・ミトロン

Ⅲ. 死の天使ザルエラ ⇄ 真理の天使エメトセルク

→アシエン・エメトセルク

Ⅳ. 断罪の暴君ゼロムス ⇄ 騎士聖斗パシュタロット

→アシエン・パシュタロット

Ⅴ. 統制者ハシュマリム ⇄ 守護者ファダニエル

→アシエン・ファダニエル

Ⅵ. 聖天使アルテマ ⇄ 堕天使アルテマ?

→アシエン・ウルテマ?

Ⅶ. 審判の霊樹エクスデス ⇄ 仲裁者ハルマルト

→アシエン・ハルマルト

Ⅷ. 不浄王キュクレイン ⇄ 尊厳王ナプリアレス

→アシエン・ナプリアレス

Ⅸ. 密告者シュミハザ ⇄ 殉教者イゲオルム

→アシエン・イゲオルム

Ⅹ. 憤怒の霊帝アドラメレク ⇄ 慈愛の教皇デュダルフォン

→アシエン・デュダルフォン

Ⅺ. 暗黒の雲ファムフリート ⇄ 聖王妃エメロロアルス

→アシエン・エメロロアルス

Ⅻ. 背徳の皇帝マティウス ⇄ 深淵の司祭ラハブレア

→アシエン・ラハブレア

ⅩⅢ. 戒律王ゾディアーク ⇄ 調停者エリディブス

→アシエン・エリディブス


この様に、光の異形者の名前が、ほぼ完全にアシエンの座の名前となっています。
また、真理を語ったエメトセルク、ゾディアークと対のエリディブスを見ていると、その役割も意識しているのかもしれませんね。

アシエンの刻印と獣印

さて、アシエンは力を行使する際等に顔の前に赤い刻印が浮かびます。実はこれ、闇の異形者が封じられた獣印一部を切り取ったものとなっている様です。
ラハブレアの刻印は以下の様に、ラハブレアと対であるマティウスの獣印から切り抜かれている様に見えます。
この法則から、トレーラームービーで出てきたエメトセルクも、正式発表前から名前が割れていた様ですね。

さて、ここまで前置きを書いてきましたが、何故このような関係があるのかが本題となります。

本題

 オキューリアとは

はい、先述の通り、オキューリアはFF12に於ける自称神です。
FF12とFF14の関係は、これまでのストーリーから考えるとFF12の世界(以下イヴァリース)は鏡像世界のどれか、と考えられます。同じく鏡像世界のどれか(過去作)に存在した、クリスタルタワーや魔大陸等、それらに関する人物や蛮神(闘神)等が原初世界にも存在するという事を考えると、原初世界は鏡像世界の影響を多少受けている(もしくはその逆)可能性が高いですね。つまり、原初世界でも存在するダルマスカやオーボンヌ等のイヴァリースですが、こちらも本来とは少し成り立ちが違う事から、鏡像世界とは違うイヴァリースと考えられ、逆に鏡像世界にも存在する可能性が高いととれます。
以上の事から、FF12のイヴァリースは鏡像世界のひとつとして考察していきます。

イヴァリースに於いてオキューリアは実質の神です。オキューリアは不滅なるものとされ、闇の異形者を生み出し、リドルアナ大灯台を創りそこに天陽の繭を配置し、契約者に覇王の剣を渡し、その剣で天陽の繭から切り出させる形で破魔石を与えています。
そして、人々はその破魔石を使い戦争をし、破魔石を得るために国を滅ぼし、歴史を紡いでいきます。
そして、最後はオキューリア同士の争いで、反逆者のヴェーネスが人間の味方をし、神の支配する時代を終わらせます。その際に戦うラスボスは、人間と融合したヴェーネスである、"不滅なるもの"という名前です。

さて、当然FF14はFF12の後発なので後付けになっているとは思いますが、このオキューリアの行動でピンと来ませんか?

世に戦乱を招いていますね。

これ、アシエンと行動内容が似通っているんです。次元圧壊の為に世を乱すのがアシエンの目的で、事実、原初世界側ではアラグ帝国やガレマール帝国等、世に戦乱を招く種を使ってきています。そして、鏡像世界でも同様の事が行われている模様です。

何が言いたいか。

オキューリア=アシエンではないのか

ということですね。
FF12ではオキューリアがどの様な真意で人に破魔石を与えたのかは明確ではありませんが、実際それが元で大きな戦争が起きているので、アシエンの行動と似通っていると見ても問題は無さそうです。

では次は、オキューリア=アシエンを前提として諸々を考えてみましょう。

光の異形者の名前

古代人は創造魔法で多くのものを生み出していました。勿論生物も。クリスタル等エーテル源さえあれば蛮族でも神を具現化させる事ができるので、アシエンならば光の異形者も破魔石も作れそうですね。
そして光の異形者の名前ですが、アシエンの名前はここからとられているのは間違いありませんが、設定として考えるとどうでしょう。
オキューリア=アシエンならば、アシエンが作り出した光の異形者に、アシエンの座の名を与えた、と考えられませんか?
そして、オキューリアの一人であり反逆をしたヴェーネスは、反ゾディアーク派としてハイデリンを召喚した者の代表の古代人の名前です。これは、反逆者としてその名を使ったアシエンが、更なる戦争の為に人間を唆した、とも考える事が出来ます。


結論

前置きの方が長くなりましたが結論です。
FF12のストーリーを振り返ってみると、オキューリア=アシエンと考えても完全な矛盾と言える矛盾が存在しないと感じます。
勿論語られてなかったり曖昧だった所を都合良く考えてはいますが、現状のFF14のストーリーから考察できる範囲では違和感無く、

オキューリア=アシエン

の構図がハマります。
皆さんはどう考えますか?

鯰尾愛結の拘りドM攻略

FF14の諸々、DQ10の変則バトルや仕様解説などを気まぐれに綴ってます。近年放置気味。

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