実は結構無駄や勘違いの多い流行装備

ネットで調べたり、先輩プレイヤーから教わったり、野良の真似をしたりして装備を揃えてる方は多いと思いますが、実はティアに蔓延る風潮の装備は、結構無駄がある事が多いのです。

ということで、

流行りの通りに揃えたのに無駄になっている

装備について、理由と共にまとめてみました。



①速度ブーメラン・扇・短剣

まあ無駄の多い装備風潮の代表と言えばこれですね。
この武器の為に防衛周回や白箱狩りなんかをしている方も多いと思います。
しかし申し訳ないですが、これは殆どが無駄になっています。

理由

まず、速度の計算式は

詠唱時間=基本詠唱時間×(1-速度補強)

という式になっていて、例として、速度18の腕でベホマラーやメラゾーマやザオラルといった、基本詠唱時間が3秒(以降s)の呪文を唱えるとします。すると計算式は

3.0×(1-0.18)=3.0×0.82=2.46[s]

となり、ここに早詠みの杖(速度50%相当)が加わると、

3.0×(1-0.18-0.50)=3.0×0.32=0.96[s]

となります。
そして、仕様上最短詠唱時間は1.0sで、

1.0未満になった場合は一律で1.0sになります。

つまり、最終的な詠唱時間が1.0s以下になればそれ以上速度を盛っても

完全な無駄

となってしまいます。
早詠みがない場合でも武器に速度18%があったところで0.5s程度しか変わらず、宝珠で瞬きを乗せる事で速度武器が無くても3.6sも短縮もできてしまいます。
トドメに、昨今では自然に早詠みが付くことが殆どかつ、死なずにきちんと動けていればほぼ100%に近い確率で維持し続ける事ができると言っても過言ではない環境になっている為、早詠みがある前提で調整した方が結果的に無駄が少なくなります。

※死なずにきちんと動くとある様に、速度武器を求めるよりプレイヤースキルの向上を目指した方が良いということでもあります。


結論として、腕を速度にする(こちらも大成功にしたところで無駄)だけで事実上最短詠唱時間を確保できるので、武器は暴走やMP消費無しが理想となります。

この2つは速度と違いどちらも"確率"なので、必須項目とはされない為、安物のブメやら扇やら短剣やらで完結してしまいます。ただし、杖やスティックの場合は意図的にそれらの練金効果を付けられるので、スティックならMP消費なし(僧侶ならサポ運用や開幕直後の安定回復を目指す理由で速度でも十分OK)、陣を敷く杖は暴走率が最終装備となります。

扇などにも付けるなら天地やヒーラーはMP消費なし、呪文アタッカーなら暴走率にすると無駄がありませんね。
ちなみに私は、ブメ賢でヒーラーをやる場合、どうせ回復も追加する上成功率も変わらないのにMPも多く3.5sかかるザオリクより、3.0sで済む(=早詠みと速度腕だけで最短詠唱)ザオラルを選択しています。

いかに速度は要らないかのを示す実例

かく言う私自身、速度は付けずに必中を近づけるために攻撃をつけているブメ賢者で、リンクなしの蠍Ⅲ二人討伐を達成できてしまっています。
こう考えると速度武器はますます要らないですね。

これを踏まえた上で私から言わせると、そんな殆ど無駄になる効果のために防衛周回なんかするなら、どうせなら属性盾とか狙った方がよっぽど効率的ですね。



②レア泥・通泥

はい、盗み金策に必須!と思っている方も多いと思いますが、いやまあ確かに有ると無いでは若干変わってきますが、レア泥装備自体の価格を考えると買うのは損です。
ではまず仕様を見てみましょう。

⑴モンスターのドロップ枠

モンスターにはそれぞれ通常ドロップとレアドロップの2つのドロップアイテムが設定されています。基本的にレアの方が確率は低いですね。
仕様としては、通常ドロップの際に一定確率でレアドロップに変化するという形式になっているので、一体につきどちらか片方しか落としません。

⑵ドロップ判定

そもそもドロップ判定とは何か。
ドロップとしてはまず
  • 通常ドロップ判定(レアドロップ変化判定)
  • 盗み判定
  • 必殺判定
  • 証判定
  • 白箱
  • エンゼルハーツ
  • 綿飴
  • イベントアイテム(だいじなもの除く)
があり、通常ドロップ率x倍、レアドロップ率y倍が適用されるのは一番上の通常ドロップ判定のみです。
つまり、これらの効果が適用されるのはそれぞれ
  • 通常ドロップをする確率(通泥)
  • レアドロップに変化する確率(レア泥)
のみとなります。
レアドロップに関しては、他の枠でも通常ドロップが変化するかの判定はありますが、ここにレアドロップ率y倍は適用されません。

⑶レアドロップ率UPは加算式

レアドロップ率y倍とレアドロップ率z倍の2つがついていた場合どうなるでしょうか。
y×zでyz倍!とはなりません。
まず表示を直す必要があり、
例えば1.5倍なら+50%、1.1倍なら+10%となります。この2つがあった場合、50+10=60となり、1.6倍となります。
そして何が1.6倍かと言うと、基礎の設定ときようさによるレアドロップへの変化率が1.6倍となります。
つまり、レアドロップ率が10%の場合16%になりますね。

⑷盗み金策にレアドロップ率UPが与える影響

ほぼありません。なぜなら、盗み金策は文字通り"盗む"金策だからです。数を狩るのでそこそこ効果は見込めますが、基本的に

盗みや必殺メインとなる

=レア泥UP効果は無関係

と言うことですね。
もっと言うと基本的にレアドロップ率どころか通常ドロップ率も大して高くない為、普通に落としてくれる確率も少ないのも向かい風ですね。

⑸PTで重複した場合

こちらは盗む人、戦闘突入時に接触した人、ではなく、PT内の最大値のみが参照されます。なので、一番高い人以外は無くてOK。それどころか、もう一人が通泥を付けて行くのが理想と言えます。

はい、こんな仕様になっているので、レア泥やら通泥持ちの人を入れる事に募集段階で固執して時間をかけるくらいなら、サポででもさっさと乗り込んだ方が断然稼げます。
なので、何億もかけてレアドロ装備を買う人すらいますが、装備の更新も定期的に行われるMMOであり、レアドロ仕様は上記の通りなので、余程のニートが全てを盗み金策に注ぎ込むとかしない限り全く元を取れません。

※元を取るには単純に稼ぎを見るのではなく、レアドロ装備の資本金に加え、そのレアドロ装備を使って盗み金策をした時間と同じ時間、レアドロ装備無しで金策した稼ぎを差し引いてプラスになっている必要があります。




③輝石と戦神の属性強化

はい、主に防衛の高速周回で必要になる事があるくらいの違いですが、これは明確に違います。
効果の文章を読めば一目瞭然ですが、
【輝石】

◯◯属性の特技のダメージ+x%

【戦神】

××装備時 ◯◯属性の攻撃ダメージ+y%

となっています。
はい、そうです。特技or呪文のみに適応されるのが輝石、通常攻撃にも適用されるのが戦神となります。

CTの無い特技は基本的に1999がダメージ上限ですが、通常攻撃は9999が上限なので、爪や二刀流等特定の武器で、ガジェやFB等が重複している際は通常攻撃の方がダメージが大きくなる事が多々あります。
そうなると、戦神か輝石かで露骨に差が生まれる事になりますね。
なので
防衛高速周回にメイン火力で行く場合、1〜2%低くても戦神を選ぶ方が強いと言えます。



さて、よく見る無駄・勘違いを3つ挙げてみましたが、いかがでしょう。
速度武器に固執する意味はほぼゼロなのもわかり、エンドの敷居も意外と低く感じたのではないでしょうか。

まぁ、そもそもプレイヤースキルが一番重要なので、装備とか以前に何よりも練習なんですがね。

鯰尾愛結の拘りドM攻略

FF14の諸々、DQ10の変則バトルや仕様解説などを気まぐれに綴ってます。近年放置気味。

0コメント

  • 1000 / 1000